FTP症候群とは? ~穏やかな出産のために知っておくべきこと~
こんにちは!
あなたはFTP症候群という言葉を聞いたことがありますか?
なかなかなじみのない言葉かもしれませんが、この状態に陥ると、お産がどんどんつらく苦しいものになってしまいます。
そのため、今回のブログではFTP症候群といったものがどのようなものなのか、そしてそうならないためにはどうしたらよいのかについてお伝えしたいと思いますので、穏やかなお産をしたい!という方は、ぜひ最後までお読みください。
FTP症候群に陥るとどうなるか?
FTP症候群とは、
F :Fear. 恐れ
T.:Tension 緊張
P.:Pain. 痛み
の頭文字をとった略語であり、不安、危険を感じているときにおこる体の反応のことをいいます。FTP症候群に陥っている体は交感神経優位の戦闘モードとなり、アドレナリンがたくさん放出されます。血流や酸素は、身の危険から逃げるために必要な四肢に向かって送られるので、子宮への血流が滞ってしまいます。
さらには呼吸が荒くなり、汗をかき始め、心拍数が上昇することも。これは恐怖に対する自動的な反応なので、自分自身でコントロールできるものではありません。
そして痛みを感じると体全体が緊張します。肩は上がり、拳を握り締め、歯を食いしばったりと、体の中の筋肉はどこも緩んでいない状態になります。このように筋肉が緊張すると、陣痛をはじめとする、あらゆるものがとても痛くなってしまうのです。
出産中にFTP症候群に陥ったらどうなる?
出産中にFTP症候群に陥ったらどうなるでしょうか?少し想像してみてください・・・
陣痛が終わったばかりですが、その陣痛はこれまでで一番大変なものでした。あなたは陣痛の激しさに恐怖を感じ始めています。
前回の陣痛があまりにも強かったため、次の陣痛が怖いのです。
医師は、「子宮口は5㎝で順調に進んでいる」と言いましたが、あなたは陣痛の痛みと闘ってきてもう疲れています。そして不安が浮かんできます。「もしこれが何時間も続いたらどうしよう・・・」
心拍数が上昇し、呼吸が速くなり、体が緊張し始めます。突然、次の陣痛が始まります。「前回よりもさらに痛い!こんなことはできない!次はもっとひどいことになるだろうし、まだまだ先は長い…」
これは、出産中にFTP症候群に陥っている状態です。想像してお分かりの通り、とてもつらい状況になります。
論理的に「考える」脳を使うことに行き詰まると、本来出産時に出てくる痛みを軽減させるホルモン(オキシトシンとエンドルフィン)を活用することがとても難しくなります。
FTP症候群に陥ると、緊急事態に陥った自分を安全に保つため、陣痛のたびに陣痛や分娩の進行と闘うことになり、パニックになったり、恐怖を感じたりすることになります。
これは、お産が自然に進むのに身を委ねるのとは、全く反対のことをしてしまっているのです。
FTP症候群が生じるのは、不安や恐怖心が強いから。つまり、お産が楽しみになれば、自然と体が緩み、陣痛も軽いものになるということです。
FTP症候群に陥らないために
では、FTP症候群に陥らないためにはどのようにすればよいのでしょうか。
ポイントは3つあります。
ポイント①
お産はつらいもの、怖いものという固定概念を捨てる
ドラマの出産シーンは、いつも妊婦さんがつらそうにわめいたり、いきんだりしているものばかりです。そして出産を経験した人の話も「生理痛の100倍くらい痛い」「鼻からスイカが出てくるような痛み」「ハンマーでおなかと腰を殴られたような痛み」などといった比喩表現が多く、「出産はいいものだ」と言ってくれる人はほぼいないでしょう。
ですが、本来の出産は、痛みを緩和するホルモンを分泌することで、痛みが少なく穏やかに過ぎていくものなのです。
そのため、お産のネガティブな固定概念を捨てて、ポジティブなものに書き換えていくことが大切です。
ポイント②
お産がどのように進むのかを知る
恐怖心は未知のものから生まれます。そのため、お産はどのようにして進んでいくのか、赤ちゃんはどのようにして出てくるのか、といった知識をしっかり持っておくことが大切です。
「助産師さんや医者の言うとおりにすればいい」という他人任せな考え方でいると、いざ出産となったときにFTP症候群に陥ってパニックになりかねません。なので、本来の穏やかなお産をするためには、正しい知識を身につけてください。
ポイント③
リラックスする方法を身につける
特に初めての出産は、正しい知識を身につけていたとしても、その場の空気感や慣れない分娩台などで緊張しやすい状態にあります。なので、どんな状況でもリラックスする方法を身につけることが必要です。
これは一人ではなかなかできないことだと思いますので、専門家のアドバイスを受けながら一緒にリラックスする方法を見つけていくのが良いと思います。
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