出産は持っているイメージによって全て決まる
前回のブログでは、ヒプノバーシングの歴史や著名人が実際のお産でヒプノバーシングを取り入れているというお話をさせてもらいました。
詳しくはこちら
→https://hypnoba.com/2022/04/28/20220429/
今日は、お産に対する意識と実際に経験するお産についてお伝えします。
「お産は痛いものだ」
「痛みに耐えてこそ、ママになれる」
と思っている方こそ、最後まで読んでみてください。
きっと、出産に対する考え方が大きく変わり、お産が待ち遠しくなりますよ。
出産に対するイメージがあなたのお産を決める
あなたが出産に対してどのようなイメージを持っているかで、あなたのお産がどのように進んでいくのかが決まってきます。
なぜなら、心と体はつながっているから。
「お産は痛い」と思い込んでいたら、お産時には痛みを回避するために緊張モードの交感神経が優位となります。
その結果、酸素の豊富な血液が全身に巡りにくくなり、子宮が酸欠状態に。
そして子宮口が硬くなり痛みが生まれてきます。
逆に、「赤ちゃんともうすぐ会える!」といったワクワクした気持ちでお産に臨めば、
自然にリラックス状態の副交感神経が優位になります。
その結果、鎮静作用の高いエンドルフィンが大量に放出され、痛みの原因と言われるホルモン(カテコーラミン)が制限されます。
(ちなみに、エンドルフィンの鎮痛作用はモルヒネの200倍!)
だから赤ちゃんもお母さんも心地よく、痛みを感じずにお産を終えられるわけです。
お産が苦痛なものになるのか、幸せなものになるかは、あなたが持つイメージ次第なのです。
出産に対する意識改革をするのがヒプノバーシング
私はヒプノバーシングとは、出産に対する意識改革だと考えています。
それを最もよく表すのが、ヒプノバーシングにおける言葉の使い方です。
例えば、ヒプノバーシングでは「陣痛」という言葉を使いません。
代わりに、赤ちゃんとママが織りなす「波」という言葉を使います。
なぜこのような言葉の置き換えをしていくのかというと、痛みを連想する言葉を使うことで、痛みを感じやすくなってしまうから。
あなたも「言霊」という言葉を聞いたことがあると思います。
言霊とは、発した言葉に宿る不思議な力のことを言いますが、自分が発する言葉がその現実を作り出すという考え方に基づいています。
だから、出産に欠かせない「陣痛」と言われる子宮の収縮のことを、「波」という穏やかな表現に置き換えることで、自分の発する言葉から出産に対するイメージを穏やかなものへ変えていくことができるわけです。
また、一般的には「赤ちゃんを取り上げる」という言い方をしますが、
ヒプノバーシングでは「赤ちゃんを受け止める」という表現を使います。
「赤ちゃんを取り上げる」という表現からは、お産をするうえで医師や助産師さんたちが積極的に介入している印象を受けます。
しかし、「赤ちゃんを受け止める」と言うとどうでしょうか。
赤ちゃんとママが協力して、一番いいタイミングで赤ちゃんが出てきたところを、優しく受け止める。
そんな光景が思い浮かびませんか?
この言いかえによって、出産は医師や助産師任せで行うものではなく、自分が主体的に行うものだという考え方に変わっていくのです。
つまりヒプノバーシングを実践することで、従来の痛い、つらいというお産のイメージを取り除き、お産をポジティブなものとしてとらえること、
そして病院任せの受け身の姿勢ではなく、パートナーや赤ちゃんと協力しながら自ら主体的に進めていくものだという意識に変えることで、
より自分たちらしい、穏やかな出産を実現できるというわけです。
さいごに
ヒプノバーシングはお産に対する意識改革だということをお伝えしました。
お産に対してポジティブなイメージを持っていれば、穏やかで幸せなお産が、
逆にお産に対して「痛い」「つらい」などのネガティブなイメージを持っていると、本当に痛みの強い、つらいお産となってしまいます。
あなたはどんなお産がしたいですか?
もし、痛みが少なく穏やかなお産がしたい!と考えているのであれば、ぜひヒプノバーシングの無料勉強会にご参加ください。
ヒプノバーシングでお産をしている様子や、セッションではどんなことを行うのかを具体的に説明させていただきます。
また、まだ妊娠していないけど、本来のお産を知っておきたいという方も大歓迎です。
私は多くの方に、お産は痛いものでも怖いものでもないということを知ってほしいと思っています。
なので、ヒプノバーシング勉強会は、まだ妊娠していない方、助産師さんなどの医療関係者の方、これから大人になる子どもたちの教育に関わる学校の先生方など、多くの方にご参加いただき、本来の穏やかなお産について知っていただく機会としていきたいと思っています。
たくさんのご参加、お待ちしていますね。
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