Our Philosophy
理念
私は、第一子である長男をわずか1歳2カ月で亡くしています。当時、先進国では日本だけが予防接種が認可されていなかった細菌性髄膜炎にかかり、発症してわずか数日で彼は短い生涯を終えました。それからの数ヶ月はほとんど記憶にありません。
初めての妊娠時、出産の知識や常識もなかった私は、「帝王切開で産ませてください!」と医師に懇願したほど、分娩に対して「怖い」「痛い」「つらい」と思っていたのです。そして、恐れていた通り、第一子は母子ともに大変つらい出産となりました。
「息子の死は出産時の壮絶な体験が関係しているのではないか…」とモヤモヤした気持ちを抱え、悲しみのどん底にいた私のもとへやってきてくれたのが第二子である長女です。
「この子のためにできることはなんでもやろう。」
そんなときに近所に住んでいたイギリス人の友人が「私、ヒプノバーシングのプラクティショナーだからやってみない?」と声をかけてくれたのです。それがヒプノバーシングとの出会いでした。
長男のときの体験により半信半疑でしたが、セッションで学んだ子宮の構造やホルモンの働き、自律神経が出産に及ぼす影響などとても論理的で、自然と「出産は怖くない、穏やかに産めるはずだ」という確信に変わっていきました。
陣痛が来たときのあの喜びを忘れたことはありません。前回のあの壮絶な痛みはなく、終始ただの収縮にしか感じられなかったのです。赤ちゃんがどんどん降りてくるのが手に取るようにわかり、あっという間の出産でした。会陰が切れることもありませんでした。
そして、第三子の次男の出産のときも4000グラムあったジャンボ君でしたが、長女同様にとても穏やかな出産だったのです。この経験が私の出産への関心の薄さとネガティブな思考を180度変えてくれました。それ以降、「他のお母さん方にもどうしても伝えたい!」「日本の出産は変わらなければいけない」と想い続け、その情熱が冷めたことはありません。
『If you change the way you view birth, your birth will change あなたがお産の見方を変えればあなたのお産も変わります。』
これはヒプノバーシングの創始者、メアリー・モンガン氏の言葉です。
私は、ヒプノバーシングとは出産に対する意識改革だと考えています。例えば、ヒプノバーシングでは“痛み”を連想する言葉は全てポジティブな表現に置き換えます。「陣痛」は、赤ちゃんとママが織りなす「波」と表現します。「赤ちゃんを取り上げる」のではなく「受け止める」のです。
どんな状況でも考え方は自由。であれば後ろ向きより前向きな方がいい。
ヒプノバーシングでの穏やかな出産を経験することで、ご自身のポテンシャルを感じ、知ってほしい。それが、2人の子どもをヒプノバで授かった私の想いです。ヒプノバーシングのメソッドを多くの方に知っていただき、いつの日か、当たり前のように出産の選択肢の一つとなることを願っています。
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