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白金高輪海老根ウィメンズクリニック

白金高輪海老根ウィメンズクリニックにて出産部門の母親学級を本日担当させて頂きました。

http://ebine-womens-clinic.com

まだ日本では殆ど知られていないヒプノバーシングですが、周産期医療を知り尽くしている海老根真由美院長のクリニックにてクラスを担当させて頂けたこと、本当に光栄であり、嬉しく思います。

新しい命の誕生である妊娠・出産を穏やかでポジティブなものに導き、恐れを抱く女性たちを応援するヒプノバーシングのメソッドでこれからも一人ひとりのライフスタイルに合わせた丁寧なサポートが出来る医療を提供されていらっしゃる海老根院長を微力ながらバックアップさせて頂きたいと思います。

陣痛はなぜ痛い!?ズバリお答えしましょう。

陣痛は「鼻からメロン」など、その痛みの程を様々な表現で長年言い伝えられてきました。なぜそれほどまでに痛いのでしょう?その明確な答えを聞いた事がある方は実は意外に少ないのではないでしょうか。以下がそのメカニズムです。

怖い ⇨  緊張 ⇨ 痛み  FTPシンドローム

二十世紀初頭のイギリス人産科医であるDr. ディック•リードが提唱したFTP理論です。

 

 

ママに「怖い」という恐れの感情があると体が「緊張」し、呼吸が浅くなります。するとどうなるのでしょうか?

子宮は下記の図にある様に筋肉で構成されています。子宮口は縦の筋肉が収縮することによって開いていく訳なのですが、緊張して子宮口がロックされてしまうと、縦の筋肉ばかりが引っ張られて痛みが生じるわです。ロックしてしまうと分娩が長引く原因になり、結果として医療介入が必要なことへと発展してしまいます。

ヒプノバーシングの講義ではクライアントさんの潜在意識下に積もっている「恐れ」にアプローチし、ヒプノセラピーのテクニックを使ってポジティブなものへと変換していきます。ここが他のラマーズ法やソフロロジーetcと一番大きく違う点です。

ヒプノセラピーとは
  催眠と呼ばれる変性意識状態を利用して潜在意識に働きかけ
  心因性の問題の軽減・解消を図るセラピーです。
  1959年には英国医師会、1958年には米国医師会と米国心理学会が
  有効な治療法と認めています。

どうアプローチしていくかは長くなるので別な機会にブログでアップしていきますね。(日本では催眠=スピリチュアルなものと思われがちですが、ヒプノバーシングで使う催眠は全てエビデンスに基づいた生理学的アプローチです。

 

参考までに子宮は筋肉で出来ていますのでスポーツで使う筋肉と比べてみましょう。

短距離走の選手の場合:

正常な状態で走っているとき、まず足の後ろの筋肉が動き、そのあとに前の筋肉が動きます。この筋肉の動きは、意思に基づき、脳からの指令で行われているのですが、最新の研究からは、意思に関係なく働く自律神経も、筋肉に重大な影響をもたらすことが明らかになっています。緊張や焦りが生じると、自律神経が作用し、筋肉をこわばらせる「反射」という現象を過剰に引き起こしてしまいます。速く走るよう精神的なプレッシャーがかかると、本来交互に動くはずの筋肉が、同時に動き、『逆にスピードダウンしてしまうわけなのです』。 ⇦ 出産に時間がかかってしまうのと同じメカニズムですね。

                   『大事なのは リラーーーーックス』

ヒプノバーシング

オキシトシン(幸せホルモン)を出しましょう〜

前回のブログでは陣痛促進剤の側面からオキシトシンについて述べましたが、本日は本物のオキシトシンについて考えていきたいと思います。ヒプノバーシング の講義ではクライアントさんを出来る限りオキシトシン体質に持って行きます。

オキシトシンの別名

「幸せホルモン」「恋愛ホルモン」「抱擁ホルモン」「信頼ホルモン」「絆ホルモン」「思いやりホルモン」「癒しホルモン」

いい事だらけなこのホルモン、出産時には陣痛を促進する薬として使用されますが、神経伝達物質として私たちの体内で本来分泌されているものであります。

『人工的に投与しなくても自力で出せます!』

ではどうしたらオキシトシンが出せるのでしょうか。

オキシトシンによるヒトとイヌの関係性 菊水健史)」という麻布大学の研究チームによる論文が、アメリカ『サイエンス』誌に掲載され、世界でも話題になりましたが、

(↑この論文のP4、5是非読んでみて下さい

この

『触れ合い』

がポイントです。男女間の触れ合いが一番効果は高いですが、以下を参考にしてみて下さい。

  • 感動する
  • 感情を素直に表す
  • 親切を心がける
  • 思いやりの気持ちを呼び覚ます
  • ほ乳類とのスキンシップ
  • スキンシップ
  • 家族団らん
  • 友達と食事をする
  • 友達とカラオケにいく
  • おしゃべり
  • プレゼントを贈る
  • 人に料理を作る

 

現在妊活中の方、これから出産を控えている方、パートナーとの運命の出会いがすぐそこにあるであろう方、今ちょっと元気がない方、共通して言える事は体をオキシトシン体質にしてあげる事です。自己免疫力が上がる為、体調が良くなったり気持ちが前向きになった事を実感できる様になるでしょう。

さて、オキシトシンが分泌されるとどういう感情が働くのでしょうか。

  • 母性行動が潤滑に発現する(子の正常な発達を促す)

無痛分娩ではママから分泌されるオキシトシンの量は10分の1まで減ってしまいます。近年自閉症とオキシトシンの関係が研究されていますが、自然であることにやはり大事な大事な意味があるのでは?と思わざるを得ません。

  • 母子の絆を強める
  • 幸せな気分になる
  • 脳・心が癒され、ストレスが緩和する
  • 不安や恐怖心が減少する
  • 他者への信頼の気持ちが増す
  • 社交的になり、人と関わりたいという好奇心が強まる
  • 親密な人間関係を結ぼうという気持ちが高まる
  • 学習意欲と記憶力向上
  • 心臓の機能を上げる
  • 感染症予防につながる

IT時代の今、職場でも電車でも喫茶店でも歩いている時も食事中でさえ手にしているのはスマホ。

「オキシトシン不足」は危機的状況です。

 

妊娠も出産も育児もご自分の生活環境、心の状態、ストレス度合いが大きく関係していますので何か普段と違う動作を是非取り入れてみて下さい。(花を愛でる、映画を見る、旅行に行くetc)現在お子さんがいらっしゃる方は我が子に触れて下さい。オキシトシンはスキンシップで増幅するという特徴があります。お腹に赤ちゃんがいる方は赤ちゃんと会話をして下さい(ちゃんと通じています)。お腹の赤ちゃんと会話をする事で産後の育児がスムーズにもなります。

私は現在10歳と12歳の子供がおりますが、赤ちゃんの頃から欠かさず続けているのが背中のマッサージ。ベビーの時に限らずマッサージは何歳になっても情緒の安定に役立ちます。特に自律神経が集中している背骨沿いを上下に。

オキシトシンは5分ほどふれていると分泌される特徴があり、ふれるのをやめたあとも、10分くらいは分泌され続けます。子どもや赤ちゃんを抱っこした後に、しばらくほのぼの幸せな気分が続いたりしますが、それはオキシトシンのそんな性質によるものなんですね。お腹から出て不安で一杯の赤ちゃんには益々必要な事です。

これから出産を控えているお母さん、出産直後のカンガルーケアで(生まれてすぐ、へその緒が繋がったまま肌と肌が触れ合う瞬間が一番オキシトシンが分泌され、赤ちゃんに移行する瞬間です)赤ちゃんを安心させてあげて下さい。毎秒50,000ずつ増えていく脳の神経細胞が然るべきところにスムーズに到達出来るよう、小さな命の成長を守ってあげましょう。

未熟児で生まれ、保育器で育っている赤ちゃんもママの肌で温めてスキンシップを取る事で成長が大きく促されるんですよ。

Miracle baby, born 370 grams at 24 weeks

というタイトルのYou Tube動画を是非ご覧になってみて下さい。 私は感動し過ぎて号泣でした。

ヒプノバーシング

妊娠中の姿勢

妊娠32週のこのクライアントさんはダンスのプロという事もあり、抜群の体幹の持ち主。妊娠前から姿勢(体幹)に意識を向けて体のバランスを整えておくのはとても大事です。自律神経が整い、血の巡りが良くなり、体が妊娠を受け入れやすくなるばかりでなく安産へと導いてくれます。

チャイルドバースアカデミーでは出産だけにフォーカスするのではなく、産前から産後まで長くママとパパ、そして赤ちゃんが笑顔で過ごせるように幅広くサポート致します。

代々木公園から徒歩10分のオフィスにお散歩がてらお気軽にお立ち寄り下さい。

(お越しの際はお問い合わせからご予約お願いします)